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ボズ・スキャッグス ハード・タイムス Boz Scaggs Hard Times [ボズスキャッグス]



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60年代後半にクリームで大ブレイクしたエリック・クラプトンより、70年代にブレイクしたボズ・スキャッグスの方が1才年上なわけで、1976年発表のアルバム「シルク・ディグリーズ」(Silk Degrees)がバカ売れした時、ボズは既に32才。

で!ボズ・ズキャッグスのデビューアルバムは1965年に発表されてるわけで、この年はエリック・クラプトンがヤードバーズをやめ、代わりにジミー・ペイジの紹介で無名のジェフ・ベックがヤードバーズの後釜ギタリストに加入し、ジェフのキャリアがスタートした年。

ボズのデビューアルバムは不発に終わり、当時のホワイトブルース、ブルースロック(ハードロック)ムーブメントにボズは乗れず、その後スティーヴ・ミラー・ブルースバンドを経て、1969年、オールマン・ブラザーズのデュアン・オールマンとの競演アルバムをボズは発表。それでも未だ!ボズがブレイクする事なく、ボズはこの後、1970年代初頭の黒人音楽の新しいムーブメント、ニューソウル、ニューファンク路線に標準を合わせたサウンドを模索するわけで、その甲斐あってアルバム「シルク・ディグリーズ」(Silk Degrees)で大ブレイクしたわけですが、随分とその間、時間がかかっております。

こちらシングルカットされ、まずまずのヒットだった「ハード・タイム」( Hard Times)は、その三十路を越えて売れたボズの大ヒットアルバムの翌年発表されたアルバム、「ダウン・トゥ・ゼン・レフト」(Down Two Then Left)に収録されていた曲で、「シルク・ディグリーズ」(Silk Degrees)と、こちらもかなり売れた1980年発表の「ミドルマン」(Middle man)の間に挟まれ、ファンの方以外では印象の薄いアルバムなのが、この「ダウン・トゥ・ゼン・レフト」(Down Two Then Left)ですが、思うに「シルク・ディグリーズ」(Silk Degrees)が32才にして初めて!バカ売れし、一躍!世界的な有名人になったボズ・スキャッグスには、さぞ!次回作に対するレコード会社とファンの大きな期待のプレッシャー、重圧があった事でしょう。

シングル「ハード・タイム」( Hard Times)は、時代的にこの後の空前のディスコブームに突っ走る
世の中の風潮で、「シルク・ディグリーズ」(Silk Degrees)からシングルカットされ、こちらもバカ売れした「ロウダウン」(Lowdown)に通じるファンキー路線ゆえ(こちらは、かなりハードファンクっぽいですが)、それなりに売れましたし、AORの旗手的にレコード会社やマスメディアにボズは担がれていたので、その人気は「ミドルマン」(Middle man)発表迄、3年も次作は空いてしまうわけですが、衰える事はなかったわけであります。






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ロウダウン ボズ・スキャッグス Boz Scaggs - Lowdown [ボズスキャッグス]





1960年代初頭には、イギリス白人の間で盛んだったアメリカR&B、ブルースのムーブメントに触発されたのか?アメリカ人なのにイギリスに渡ったボズ・スキャッグス。この後のジミ・ヘンドリックスと同じパターンですが、ボズは大ブレイクする事なく帰国。

サンフランシスコを拠点に、スティーヴ・ミラー・ブルースバンドからスティーヴ・ミラー・バンドに名前を変えたグループのファーストアルバムに参加。その後ソロになりオールマン・ブラザーズのデュアン・オールマンとアルバムを発表したりしますが、大ヒットアルバム、シングルに恵まれる事なく70年代前半をボズは終えています。



1974年に、70年代初頭ブレイクした!ニューソウル、ニューファンクのミュージッシャンを集め作られたアルバム「スローダンサー」で、それまでのR&B、ブルース路線に、更に流行りのソウル、ファンク色を交えた方向性を確信したのでしょうか?その延長線上にある1976年に発表されたアルバムがビルボード最高位2位「シルク・ディグリーズ」(Silk Degrees)であり、同じく3位のアルバム収録曲の、こちらシングル「ロウダウン」(Lowdown)。

ボズ・スキャッグス三十路にして初の!大ヒットになり、これから暫く、AORの旗頭と崇められ、もの凄い!人気者にボズはなったわけであります。

で、時代背景としては、それまでの北米アフリカンアメリカンのR&B、ニューソウル、ニューファンクと異なり、白人のアベレージ・ホワイトバンドやワイルド・チェリーのファンクも、しっかりチャートで売れ、踊り場ディスコでも人気になり、又、白人のKC率いるマイアミのKC&ザサンシャインバンドの一連の大ヒット等、かなりボズ・スキャッグスやボズのスタッフは、あちらは「仕事」で音楽やってますから影響を受けてると思いますね。

黒っぽいミュージッシャンを集めた「スローダンサー」と違い、「シルク・ディグリーズ」(Silk Degrees)は後にトト(TOTO)を結成するメンバー含め、白っぽいミュージッシャンに、ファンキーサウンドをやらせてますから、「白人でも出来る」という自信というか何というか、感じたのではないでしょうか?。この2枚のアルバムを聴き比べてみると面白いと思います。

いきなりジェフ・ポーカロのドラムがカッコいい!、16ビートのファンキーなリズムに、魅惑の女性コーラス、ストリングスサウンドは、それ以前のモータウンのニューソウルや、フィラデルフィアのフィリーソウルに通じるものがあるのは、古のニューソウル、ニューファンクファンなら当時から感じる所はあったと思われますが、AORというジャンルを作られたので、間違ってると嫌なので言いずらかったと思います。



更に!日本は1976年というと、ユーミン、松任谷由実さんが大ブレイクした年で、旧作含めオリコンチャートにユーミンのアルバムが続々登場した年。和製ふぉーくではなくニューミュージックなる言葉が浸透しだした、1975年まで暫く吹き荒れてた吉田拓郎氏、井上陽水氏、かぐや姫のチャート独占の和製ふぉーくブームが終焉の兆しをみせた年(その後、中島みゆきさんや長渕剛氏、松山千春氏、アリス等、またまた大ブレイクしますが)、又、70年代末期の空前の世界的なディスコブームに向かっていった時期、又、70年代初頭のニューロックがそろそろ勢いに陰りをみせてきた年でもあり、これら全てが!ボズ・スキャッグスと「ロウダウン」(Lowdown)には、時代の全てが!追い風になっていたんですね。



特にそれまで深夜放送で和製ふぉーくと洋楽ポップス、ハードロック、プログレを好んでいた、あまりニューソウルやニューファンクを聴いた事がない層には、この軽やかな16ビート(ファンク)にのる「ロウダウン」(Lowdown)は画期的に聴こえたわけで、それを「大人」の「都会的」で「洗練された」音楽、全く新しいAORという音楽なんだと、一生懸命!レコード会社が宣伝するものですから(笑)、そういう定義になったわけですが、元々、黒っぽいR&B、ブルースを得意にしていたボズが、同じような黒っぽいニューソウル、ニューファンクをやりだしたのは、別におかしな動機ではなかったと。

同アルバムに入ってる「リド・シャッフル 」(Lido Shuffle)など、かなりブルースより勢いがあるブルースですし、「シルク・ディグリーズ」(Silk Degrees)はとてもR&B色強いアルバムです。が!当時このR&Bという言葉が、古びた言葉になっていたし、ニューソウル、ニューファンクも既に「ニュー」ではなくなっていたので、昨今は情報もあふれてる時代ですしR&Bという言葉がある時期から復活したので、ボズはR&B色強いと普通に評価されてますが、リアルタイムはR&Bなんて言われる事はまーず!なかったわけです(笑)。

なんたってこの音楽は、AORなんですから(笑)。




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Boz Scaggs - Lido Shuffle (HD) [ボズスキャッグス]








オハイオ州生まれ、テキサス育ち。スティーヴ・ミラーにギターを習ったボズ・スキャッグスは元々、ブルース、R&Bに触発されていたのが、この映像みていだけばわかりますね。近年、この手の黒人白人混成で演奏してる「古の方々」の映像がとても多くみられ、嬉しい限りです。

ボズが「ロウダウン」の大ヒット以降、日本でも人気になり、あのへんのアルバムに参加してたメンバーが後に、TOTOを結成したりしたので、それまで日本の和製ふぉーくと洋楽白人ロックしか聴いた事がなかった、今の(2011年)50代、40代後半の初老中高年は、実は「ロウダウン」が、ファンクビート、16ビート初体験だったりする人が、内緒にしておりますが、けっこうおりまして(爆)、、、。

まあ、所謂AOR。「全く新しい、ちょっぴり大人の音楽」的な(笑)、かなり今思うと寒いキャッチコピー、営業戦略をレコード会社というより広告屋なのかな〜?、やってたわけで、それまで当時流行りの深夜放送で和製ふぉーくや白人ロックしか体験してこなかったコが、ちょっと思春期のとっかかり「大人ぶりたい」、ちょいとデートもしようなんて色気ずいた時にボズがいたので(笑、この後、ビージーズのナイトフィーバーのディスコブームやユーミンブームの中心もこの層です)、ボズ、AORは大流行りしたわけですが、この全米3位のシングル「ロウダウン」が入ってる、アルバム部門は全米2位、76年の大ヒットアルバム「シルク・ディグリーズ」(Silk Degrees)以前のアルバムを研究すれば、ボズは純粋に、アフロアメリカン、米国黒人サウンドの求道者だとわかります。

こちらLido Shuffle の豪快なシャッフルビート、スティーヴミラーブルースバンド出身、デュアン・オールマンとの競演の、白人ブルースマン、ボズこれにありを感じますね。

「シルク・ディグリーズ」の前作、「スローダンサー」ではモータウンのかの有名なファンクブラザースのメンバー、ジェームス・ジェマーソン、ジェームス・ギャドソン、デビッド・T・ウォーカー、ワウワウ・ワトソンなんかとレコーディングしており、元々、黒人音楽信奉者だったボズが、当時、流行りの!ニューソウル、ニューファンクの影響も、普通に受けていたのでしょう。



管理人は最初このへんのアルバムを聴いた時(少し前のマーヴィン・ゲイやフィリーソウルの白人版か)が、青二才の感覚でしたが、その後、「スローダンサー」参加メンバーやボズの経歴を調べると、あながち青二才の感覚も間違ってはいなかったかな?なんて、自惚れたりもしたわけですが(笑)、その流れが「シルク・ディグリーズ」が引き継がれ、白人の後にTOTOになるメンバーが奏でた、16ビートのクールな白人ファンクナンバー「ロウダウン」の大ヒットに繋がるわけで、このへんはこの前の年、「ピックアップザピーセズ」で全米1位を獲得したスコットランドの白人ファンクバンド、アベレージ・ホワイトバンドや、この頃の同じく白人ファンクバンド、「プレイザットファンキーミュージック」のワイルド・チェリーに経緯は似てるわけで、このへんの白人ファンクが売れ出した影響が、この後のビージーズの、大ディスコブームのとっかかりになってると思っても良いでしょう。


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