クロスビースティル&ナッシュ 青い目のジュディ Crosby, Stills & Nash - Suite: Judy Blue Eyes [CSN&Y]
1970年代後半。「呪われた夜」「グレイテストヒッツ」「ホテル・カリフォルニア」で日本でも大ブレイクしたイーグルスは、確かに70年代後半を代表するアメリカンバンドだったと思いますが、必ずしもイーグルスは70年代前半、少なくとも日本では有名ではなかった。殆どの当時の日本人は「グレイテストヒッツ」で70年代前半の曲を後追いで知り、それ以前からイーグルスを自分は知っていたと、記憶の錯覚をしているだけで、70年代初頭、日本で圧倒的に!人気があったのは、あの傾倒のアコースティック&総ハーモニースタイルのアメリカンバンドは、クロスビースティル&スナッシュ(CS&N)、またはクロスビースティルスナッシュ&ヤング(CSN&Y)でした。
折からの歌謡史に残る空前の和製ふぉーくブーム、CSN&Yに影響を受けた方々は、有名なガロはじめ相当いた筈で、又、CS&N、CSN&Yはニューロックファンにもとても人気の高いグループでした。
まあ、ジミ・ヘンドリックスがトリをつとめた有名なドキュメンタリー映画「ウッドストック」の、そのサントラ盤で観る事、聴く事ができるこちら「組曲;青い目のジュディ」(Suite: Judy Blue Eyes)の影響、あとメンバーが、クロスビーは「Mrタンブリンマン」のヒットで有名なバーズ、ナッシュはこちらも「バスストップ」のヒットで有名なホリーズ、そしてスティルスとヤングは、日本の「はっぴいえんど」が影響を受けたと伝わるバッファロースプリングフィールドから参加してる、当サイトでも何度もご紹介しております、あの当時、話題だったCSN&Yも!スーパーグループ、スーパーバンドだったから、ニューロックファンにも人気が高かったと思われます。
ちなみにこのレコーディングの時、ヤング、ニール・ヤングは未だ参加しておりません。クロスビースティルス&ナッシュ(CS&N)でした。ウッドストックの映像ではCSN&Yで観れますが。
結局、CSN&Yは70年代初頭だけの活動だったので(再結成してますが)、70年代後半が思春期ど真ん中世代の層には、このスタイルのグループはやはりイーグルスであり、それ以前世代層は、イーグルスが大人気の頃はもう既に大人になっていたので、それほどイーグルスに思い入れはない、やはりこのスタイルのグループは、CS&N、CSN&Y。まあ、若い頃の数才の違い、多感な思春期に何が当たるか?の思い入れの差というのは、大きいと思われますね。