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キャロルキング イッツ・トゥ・レイト Carole King "It's Too Late" [キャロルキング]





1970年代前半、ちょっとした洋楽ファン、ポップスファン、ニューロックファンの家にはアルバム、シングル問わず必ず!1枚あった、「イッツ・トゥー・レイト」 (It's Too Late)、アルバム「つづれおり」(Tapestry)。

こちら、1971年に発表されたアルバム「つづれおり」(Tapestry)は、アメリカチャートで15週連続1位を獲得した驚異的ベストセラーであり、306週(約6年)に渡りチャートインし続けた大ロングセラーでもあり、正に!70年代を代表するアルバムは、これだ!って感じでございます。

キャロル・キングはR&R(R&B)大ブームの1950年代から音楽活動をやっていた女性で、レコードも何枚かだしていたそうですが、まあ、よくある話しで全く売れず、当時の夫ジェリー・ゴフィンとの作詞作曲業を中心にするようになり、有名な「ロコモーション」のヒットはじめ、数多くのチャートインするヒット曲を書き、仕事も順調に行くのですが、イギリスのザ・ビートルズ登場以降、作品はヒットしなくなり、1970年頃からシンガーソングライターとして、再び表舞台にキャロル・キングはでるようになり、そして大ベストセラー、ロングセラーになったのが「つづれおり」(Tapestry)であり、大ヒットナンバーが、こちら「イッツ・トゥー・レイト」 (It's Too Late)。

日本のこの後の女性シンガーソンライターは、ほぼ100%キャロル・キングの影響下にあると思われますし、又、抜群の才能やセンスは勿論ながら、三十路近くなったキャロル・キングが何故?突然!シンガーソングライターとしてアメリカ、そして世界で支持されたのか?時代背景を抜きには語れないような気がします。60年代のアメリカの黒人解放運動や、ヒッピーフラワームーブメントに流れで生まれた女性解放運動の「ウーマンリブ」。

特にアメリカ人女性達の強い支持を受けたのは、「ウーマンリブ」の時代背景の影響でしょう。キャロル・キングはシンガーソングライター再デビューする前に、ジェリー・ゴフィンと離婚しておりますし、(ソングライターコンビとしては継続)、それまではアメリカでも女性歌手は、やはりアイドル的な「売り方」を「してもらう」しか、世に出る事は不可能だったわけで、又、キャロル・キングもそんな裏方の一人だったわけですが、そうではなく「自立した一人の女」としてシンガーソングライターとしての仕事をし出したキャロル・キングの生き方も、アメリカ人女性は共感を覚えたと思われます(日本の女性シンガーソングライターも)。



アルバムジャケットも、それまでの満面の笑みにオシャレな衣装の女性シンガー、グループのソレとはかなり違うジーンズのラフなスタイルで、そして裸足で窓際にたたずむキャロル・キングと猫の写真は、当時のロック的なカッコ良さがあったわけで(抽象的で申し訳ない)、このへんはカーリー・サイモンの「うつろな愛」のノーブラ(ウーマンリブはノーブラも主張してたので)、乳首くっきりジャケットと並ぶ、正に!その時代の空気がわからないと、今観るとどーってことないソレなわけですが、当時は物議を投げかけたショットなわけであります。

ちなみに今現在(2013年)団塊の世代から50代後半の女性が若き頃の70年代、あたしはちょっとそこらの女とは違うインテリ、才能もあるわよ的な鼻息の荒い方々に、カーリーヘアがもの凄く流行ったのもキャロル・キングのこのアルバムジャケットの影響と、当サイト運営者は思っております。

まあ、何にしても特に!日本のこの後の女性シンガーソングライターはキャロル・キング、シングル「イッツ・トゥー・レイト」 (It's Too Late)、アルバム「つづれおり」(Tapestry)。なくしては、ありえなかっただろうと思う、キャロル・キングは偉大な女性シンガーソングライターなのであります。






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