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ザ・ポリス キャント・スタンド・ルージング・ユー The Police - Can't Stand Losing You [ポリス]





1979年に発表されたアルバム、「白いレガッタ」(Reggatta de Blanc)と収録曲「孤独のメッセージ 」(Message in a Bottle)が日本でも売れ、大ブレイクしたザ・ポリスの1978年のデビューアルバム、「アウトランドス・ダムール(Outlandos d'Amour)収録の、こちらは「キャント・スタンド・ルージング・ユー」(Can't Stand Losing You)。

当サイトで幾度か触れておりますが、1977年のクリス・トーマス(ザ・ビートルズ、ロキシー・ミュージック、サディスティック・ミカ・バンド等)プロデュースによる、セックス・ピストルズのアルバム「勝手にしやがれ!!」(Never Mind the Bollocks, Here's the Sex Pistols)もバンドも、リアルタイム大人気だった母国イギリスと違い、アメリカと日本では、レコード会社、音楽評論家の強烈なプッシュがありましたが、必ずしもブレイクせず、日本でパンクブームというのは実際は起きていなかったわけです。

良くも悪くも当時の日本の音楽ファンは、70年代初頭のニューロックファンも、この当時のクロスオーバー(後のフュージョン)、ハードロックからヘビーメタルに流れる層は皆「テクニック好き」であり、グラム・ロックの雄!T・レックスが商業的大成功&大人気から一転、日本でのライブ公演の演奏が「下手だった」と烙印を押された途端、日本で人気が急降下したほど、案外、日本の音楽ファン、ロックファンというのは手厳しく(又、その悪評が流れ、それに同調しないとイモ、わかってない奴と言われバカにされる村八分圧力、恐怖もあった)、セックス・ピストルズ、パンクは当初、そういうレッテルを簡単に!音楽ファン、ロックファンに貼られたのが、ブレイクしなかった原因だと記憶しておりますが、その風評、空気をこちらのザ・ポリスがを変えたと、当サイト運営者は確信しております。

勿論、ザ・ポリスをパンクと呼ぶ方は今やいないと思われますが、デビュー当事はその風貌、バンド編成、又、日本のレコード会社の売り出し方、音楽評論家のプッシュも「時代の」パンクの一派のソレであり、されどザ・ポリスはお三方ともテクニシャンであり(所謂テクニックみせびらかせ、弾きまくり聴かせまくりのソレではないですが)、全てのアルバム、楽曲に言える事ですが、デビューアルバムにしてこちら「キャント・スタンド・ルージング・ユー」(Can't Stand Losing You)も、独特のドラム&ベースのリズム、リズムギターの刻みは斬新で、更にハーモニーの上手さは一聴して誰でも感じると思われますし、又、楽曲の起承転結、静と動の起伏も秀逸で、トリオでこれは凄いなと、テクニック好きのロックファン、音楽ファンにも高く評価されたわけで、楽曲の秀逸さとこの評価がザ・ポリスの商業的成功に繋がり、パンクと呼ばれなくなる所謂ニューウエイヴと言われるようになる1980年前後から80年代にかけ、後世の新しいロックキッズ、ギターキッズ等に、70年代のパンクムーブメントが見直され(そのグルーヴ、ビート感、バンドのイメージ)、再評価されるわけであります。






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