アラン・ホールズワース ビル・ブラッフォードAllan Holdsworth & Bill Bruford Band-Beelzebub [イエス ビルブラッフォード]
イエス、キングクリムゾン、ゴング、そしてジェネシスのツアーメンバーと、今もプログレファンには根強い人気のバンド経験を誇る名ドラマー、ビル・ブラッフォードが1979年にアラン・ホールズワース、ジェフ・バーリン、デイブ・スチュワートとともに結成した、ある種「スーパーバンド」である強力な!自身のバンド「ブラッフォード」。
アルバム「One of a Kind」発表後のツアーを終えるとアラン・ホールズワースが脱退。新たなギタリスト、ジョン・クラークを加入させるも、バンドは経済的に行き詰まり1980年に活動を停止。
今もコアなプログレファンには根強い人気を誇る「ブラッフォード」ですが、活動期間は非常に短かく、又、チャートを賑わせるようなヒット曲も、時代が70年代前半のプログレ、ジャズロックが一般大衆にも注目されていた「ニューロック」の時代ではなく、既にクロスオーバーからよりポップなフュージョン、ディスコサウンド、或いは来るべき80年代に大ブレイクするヘビーメタル、日本ではニューミュージックが大衆に好まれていた時代であり、「ブラッフォード」は商業的には成功に至らなかったのですが、とにかくもの凄いバンドだった事は確かですので、アップさせていただきました。
この後、商業的に大成功する、かつてプログレの雄!イエスでビル・ブラッフォードと仲間だったスティーブ・ハウ、同じくキングクリムゾンで仲間だったジョン・ウェットン、そしてエマーソン・レイク&パーマーのカール・パーマ等による、こちらも「80年代のスーパーバンド」エイジアは、案外、「ブラッフォード」の商業的失敗をみて、エイジアのポップ路線を決めたのかもしれないですね。
彼等は「仕事」で音楽をやってるわけですから、せっかく名のあるメンバーが集まってバンド結成しても、商業的に惨敗したのでは意味がない。リアルタイムは以前からのプログレファンには、手厳しい批判もされていたエイジアでしたが、そういう思惑があったとしてもおかしくはないかなと、一人思っております。
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