Jeff Beck Group 1972 /Got The Feeling [ジェフ・ベック]
当時の所謂「スーパーギタリスト」の中では、勿論、ジミ・ヘンドリックスは別にし、米英の白人ではジェフ・ベックが最も!ファンク、ファンキーサウンドに強い興味を示していた、上手かったわけですが、1972年のこちら映像のようですが、時代はアメリカでニューソウル、ニューファンクが人気になっており(日本では踊り場にいた不良だけの中のムーブメントで、これは70年代後半のナイトフィーバーブーム頃までそうです)、特にレッチリ、レッド・ホット・チリペッパーズのようなファンクとヒップホップを、パンク・ロックやハードロックなどと混ぜ合わせた、ミクスチャー・ロックと呼ばれるソレ以降、音楽ファンになった若い世代に、是非!聴いていただきたいのが、この第二期ジェフ・ベックグループ。
今はどうって事ないですが、当時「ロックバンド」で黒人白人混成バンドという発想は異色で、ジェフ・ベックはこの第二期ジェフ・ベックグループを結成する為アメリカに渡り、モータウンのファンクブラザースで有名な天才ベーシスト、ジェームス・ジェマーソン等とセッションを重ね、レコーディングまで行なったり(諸般の事情で没)、第二期ジェフ・ベックグループのセカンドアルバムでは、黒人音楽好きの方なら誰もが御存知!、スタックスの、ブッカー・T&The MG'sのギタリスト、スティーヴン・クロッパー(映画ブルース・ブラザースでもお馴染み)をプロデュースに起用したり、当時のアメリカの最新のヒップな音楽だったR&B、ソウル、ファンクへの傾倒がモロに出てます。
シンガーとベーシストが黒人で、ドラムが後のレインボウでハードロック、ヘビーメタルファンにはお馴染みコージー・パウエル。ジミ・ヘンドリックスとレッチリの時代の間の、ジェフ・ベック流の70年代「ハードファンク」が、こちらゴッド・ザ・フィーリング:Got The Feelingという感じでしょうか?。
しかし、ジェフはじめ他のメンバーは勿論、クライヴ・チャーマンのベース、無茶苦茶カッコいいな〜。