J.D.サウザー ユア・オンリー・ロンリー J.D. SOUTHER - " YOU'RE ONLY LONELY" (W/ LYRICS) [J.D.サウザー]
1979年のアルバム「ユア・オンリー・ロンリー」（You're Only Lonely）とタイトルシングル曲が大ヒット。日本では1991年に映画「波の数だけ抱きしめて」の挿入歌として起用されたので、70年代リアルタイムを知らなくても、映画上映91年当時若者だった人も、身近な想い出の曲だと思われます。
J.D.サウザーは元々イーグルスになる前から、グレン・フライと友達だった事もあり、イーグルス・ファミリーとしてファンには有名な人で、イーグルスの楽曲提供やバック・コーラス参加など含め、リンダ・ロンシュタットやジャクソン・ブラウンなど当時の「ポパイ」世代、LA大好き憧れ少年少女＆洋楽好きにはお馴染みの方々とも交流のあった、ウエストコーストの裏方さんが表に出て放った大ヒット曲だったという感じでしょうか。
まあ、ウエストコーストだLAだ言っても、イーグルスはそこの出身者はいないのは有名な話しで（ランディ・マイズナーの後釜のティモシー・B・シュミットだけカリフォルニア生まれ）、J.D.サウザーもグレン・フライと同じ、モータータウン、デトロイト出身。ちなみにリンダ・ロンシュタットもアリゾナ出身ですし、ジャクソン・ブラウンもカリフォルニアに家族で移民してきたとはいえ、ドイツ生まれ。
ランディ・マイズナーの後釜のティモシー・B・シュミットも名前だけきくとドイツ系移民なのかな？と思ったりしますし、ドイツ生まれのジャクソン・ブラウンの生まれた時の本名は、こんなアメリカナイズされた名前ではないのではなかっただろうと、思ったりもいたします。
そのへんは当時の日本のマスメディアのカリフォルニア、LAブーム煽動、まあ、時代の空気という事で（笑）。
その時代の空気の中、JD・サウザーのこの曲は、新人クリストファー・クロスのアルバム、シングルと共に70年代の終焉を見事に飾った名曲と言えるでしょう。
また、JD・サウザーのジャケットも、ちょっと洒落た大人を感じさせるソレであり、和製ふぉーくとニューミュージックで思春期時代を過ごした女のコが、社会にでてネクタイ姿の大人の男に接し、なんとなーく大人の魅力を感じ（錯覚ですが。笑）、それが今のご主人や別れたご主人だったりするのかもしれませんし（笑）、2012年の今、２０代の方のパパとママだったりするのかもしれませんが、恋愛したり不倫したりの、これも時代の空気に、このジャケットは見事に！マッチしていたんですね。
