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カーペンターズ イエスタディ・ワンスモア Yesterday Once More 訳詞付-Carpenters [カーペンターズ]





R&Rリバイバルというのが、1970年前後、世界で吹き荒れてたわけで、80年代になると日本の原宿、代々木公園でR&R、オールディーズをラジカセでかけ、若者が路上で踊るというムーブメントが起きる、そのとっかかりになっていたのが、この時代のR&Rリバイバルムーブメント。

グラムロックもその一貫であり、日本のキャロルもそんな時代背景に登場してきたわけで、そのR&Rリバイバルの決定的な流れ、古き良きアメリカ、ラジオから流れてきたあの素敵な曲、あの時代は懐かしいでしょという、ある種のR&R、オールディーズの定番のソレを作ったのが、こちらカーペンターズの1973年発表のアルバム「ナウ・アンド・ゼン」(Now & Then)であり、B面のオールディーズ集を収めた1曲目、そのオールディーズ集を紹介する為のオリジナル曲だったのが、こちら「イエスタデイ・ワンス・モア」 (Yesterday Once More)。

当時、カーペンターズはもの凄い!日本で人気があったグループで、多分、一番!洋楽で人気、売り上げがあり、このアルバムからの「シング」 (Sing)が又、爆発的なヒット曲も記録し、その人気に拍車をかけ、そしてこちら「イエスタデイ・ワンス・モア」 (Yesterday Once More)も大ヒットしたわけであります(もう1曲、アルバム収録のジャンバラヤもシングルカットされヒットしてました)。



同1973年、当時は未だ無名だったジョージ・ルーカスの映画「アメリカン・グラフィティ」(American Graffiti)が発表され、上映当時、それほど日本の映画会社が大々的に宣伝費かけロードショー上映したわけではない、唯、制作が当時、空前の大ヒットになった「ゴッド・ファーザー」で新進気鋭の映画監督と注目されだしたフランシス・F・コッポラだったので、少し注目されていた程度。本国の映画会社も「しょうもない映画を作りやがって」程度の評価しかなかったこの映画が、この後、70年代、日本では延々!全国の名画座で上映され続ける、脅威のロングヒット映画になり、日本のR&R、オールディーズ、50sというジャンルが確立され、その流れで、80年代になって原宿、代々木公園の所謂「R&R族」に繋がるわけであります。

だから!カーペンターズのアルバム、そしてシングル「イエスタデイ・ワンス・モア」 (Yesterday Once More)と、映画「アメリカン・グラフィティ」(American Graffiti)とそのサウンド・トラックレコードを知らずして、アメリカンオールディーズ、R&Rもあったものではなく(シャナナの功績等もありますが)、例え!R&Rのとっかかりが「永ちゃん最高!」であったり、横浜銀蝿に触発されたにしろ、礼儀として、歴史として知っておかないといけないと、当サイト運営者は思うわけであります。




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スーパースター カーペンターズ Superstar  Carpenters [カーペンターズ]





この曲はリアルタイム1971年。日本でも売れに売れまくりました。

ちなみに、初めて日本のオリコンチャートでトップ10入りを果たしたカーペンターズナンバーは、こちら「スーパースター」であり、全米1位を獲得した「遙かなる影」(Close to You)では実はないのであります。

何故?ポップスのカーペンターズが70sRockなのか?と、お叱りを受けそうですが、ご存知の方はおわかりの通り、この曲はサザンロックの雄、レオン・ラッセルとデラニー&ボニーのボニー・ブラムレットの作った曲であり、元々はデラニー&ボニーが1969年に発表した、正式タイトルは"Groupie"。

正に!時代の寵児であった、当時のロックスターとグルーピーの事を歌った曲。

デラニー&ボニーの「スーパースター」"Groupie"は、当時デラニー&ボニー&フレンズのサポート・メンバーだったエリック・クラプトンがギターを担当。この時のデラニー&ボニーの主要メンバーにより、エリック・クラプトンのこの後のデレク&ドミノスは結成され、あの!「愛しのレイラ」が生まれるわけであり、元々この曲はサザンロックなのであります。

こちらが↓「スーパースター」の元歌、エリック・クラプトン参加のデラニー&ボニーの「Groupie」。




カーペンターズのリチャード・カーペンターが、たまたまTVでベッド・ミドラーがこの曲を歌っているのを観て聴いて、妹のカレンにぴったりの曲だと思い、カーペンターズで取り上げたら、日本でも初のオリコントップ10入りの大ヒット、アメリカでも5曲目の全米トップ10シングルになる、大ヒットになったのであります。




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カーペンターズ マスカレード/Carpenters This Masquerade [HQ] [カーペンターズ]





1970年代初頭、日本で最も!商業的に成功した洋楽は、解散したサイモン&ガーファンクルか?こちらカーペンターズだったのではないか?と思えるほど、当時のカーペンターズの日本での人気は凄まじいものがありました(勿論、全米でも)。


Now & Then

カーペンターズもアメリカの御多分に漏れず、ぽっと出ですぐ売れたわけではなく、既に60年代から音楽活動を始めていたわけで、兄のリチャードはピアニストとして非凡な才能を少年時代よりもっており、カリフォルニア州立大学ロングビーチ校へ通い、ここで将来の作曲パートナーとなるジョン・ベティスと出会う。ベティスの協力のもと、リチャードはやがて「トップ・オブ・ザ・ワールド」、「愛にさよならを」、「オンリー・イエスタデイ」といった、日本でもお馴染みの!大ヒット曲を生み出していくわけですから、出合いというのは大事であり、そして又、神が導いた「必然性」を常に感じまする。

一方、妹のカレンもドラムの練習を熱心にやりだし、その腕前は短い期間で既にプロ級になっていたそうで、リチャードはカレンを入れた「リチャード・カーペンター・トリオ」というアコースティックジャズトリオを結成。カーペンターズは元々、ジャズバンドだった。

「リチャード・カーペンター・トリオ」のもう一人のメンバー、ウェス・ジェイコブズは、ベースとチューバを演奏していたが、デトロイト交響楽団へ加入するためグループを去ったそうですから、このトリオの実力が如何に凄かったか想像ができますね(1970年首席チューバ奏者となったそう)。

で、1969年4月、リチャードとカレンは「カーペンターズ」名義でA&Mレコードとの契約を結び、60年代当時!世界を震撼させていた革命を起こしていたザ・ビートルズの「涙の乗車券」Ticket To Rideをバラードにアレンジし、1969年ビルボードトップ100位内に入る幸先の良いスタートを切り、翌1970年にはバート・バカラックの、今もカーペンターズファンには人気の高い名曲!「遙かなる影」(They Long to Be) Close to Youで見事!全米1位を獲得。これからカーペンターズ旋風が吹き荒れるわけですが、こちらの曲、「マスカレード」This Masqueradは、かの!エリック・クラプトンがクリーム、ブラインドフェイス後、ノーキー・エドワーズの代わりにザ・ヴェンチャーズのリードギタリストになるジェリー・マギーの後任として、デラニー&ボニーのサポート・ギタリストとなった事で日本でも名を馳せたデラニー&ボニーの、そのボニーとレオン・ラッセルが共作した「グルーピー」、後に「スーパースター」Superstarと改題されカーペンターズが大ヒットさせたソレ同様、レオン・ラッセルの作品。



「マスカレード」This Masqueradは、日本でも大ヒットした「シング 」Sing、「ジャンバラヤ 」Jambalaya と共に、1973年カーペンターズが放ったビッグヒットアルバム、カレンが殆ど自らドラムを叩いてる名作!「ナウ・アンド・ゼン」Now & ThenのA面に収録されていた曲で、1976年、ジャズ界では抜群の人気を既に誇っていたジョージ・ベンソンが、一躍!ポップミュージックシーンでも、誰もが知る存在になった大ヒットアルバム「ブリージン」Breezin' で、こちら「マスカレード」This Masquerad、カヴァーしているので、クロスオーバー、フュージョン、ジャズファン、ジョージ・ベンソンファンにもお馴染みのナンバーと思われる、不朽の名曲でございます。

ちなみに「マスカレード」This Masquerad収録アルバム「ナウ・アンド・ゼン」Now & Thenの、こちらも大ヒットした「イエスタデイ・ワンス・モア」Yesterday Once Moreから、そのリプライズ・ヴァージョンに挟まれたB面、DJ入りのオールディーズのカヴァー集は、この後発売される映画「アメリカングラフィティ」のサントラアルバム同様、この後の日本の50s、オールディーズ大ブーム。80年代に入っての原宿、代々木公園でツイストを踊るロックンローラー達の、そもそもの元祖になったソレだったと、管理人は言いきってしまいます(笑)。






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