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シカゴ サタディ・イン・ザ・パーク Chicago - Saturday In The Park (1973) [シカゴ]





シカゴは歴史が長いし、メンバーチェンジを繰り返しつつもロックバンドにありがちな劇的な解散再結成とかの伝説もないので、「古の」ロックバンドという感じではありませんが、70年代初頭の日本でのその人気ぶりたるや、それはそれは凄まじいものがあり、体感ではシカゴ、グランドファンク、サンタナでしょうか。後に伝わるような70年代の両巨頭レッド・ツエッペリンやディープ・パープルより、日本では人気あったと思いますね。

理由は、ニューロックフリークだけではなく、普通の洋楽、ポップスファンにも、とてもシカゴは受け入れられ好まれ、商業的にも大成功してたからで、これはグランドファンクやサンタナにも共通する人気の理由です。それほど洋楽やロックに興味のなかった今の(2013年)50代後半から60才前後の方でも、例えば絶対的多数だった元「ふぉーくのコ」でも、特にこちら1972年発表の「サタディ・イン・ザ・パーク」(Saturday in the Park)は大ヒットしたので、イントロが流れてきただけで反応する事請け合いの、懐かしい曲だと思われます。

所謂「ブラスロック」、ジャズとロックの融合とか言われていた、当時、チェイス、BS&T、アイズ・オブ・マーチと共にその「ブラスロック」のシカゴは超人気バンド。時代の寵児でした。

思えば普通のドラム、ベース、ギター、キーボードのロックコンポに管楽器が入ると「ブラスロック」なら、当時の日本の歌謡界のTVで放映されていた歌手&楽隊の歌と演奏は、ダン池田とニューブリード、スマイリー小原とスカイライナーズ、チェーリー石黒と東京パンチョス、高橋達也&東京ユニオン等の管楽器もふんだんに入った!ビッグバンドが請負ってましたから、ザ・ドリフターズの「8時だよ全員集合」まで含め、全部、ブラスロックと言えなくもないわけですが(笑)、あくまでも「ロックバンド」という括りの中のブラスなので、そうは呼ばれませんでした(笑)。

1978年の名ギタリストのテリー・キャスの拳銃暴発事件前後は、70年代初頭のシカゴの脅威の快進撃も終息しており、その後も人気は衰えておりましたが、1982年の「素直になれなくて」(Hard to Say I'm Sorry)の大ヒットで劇的な人気復活を遂げたので、80年代の「ベストヒットUSA」世代の方々にも、シカゴは想い出深いバンドだと思われます。






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CHICAGO / EARTH WIND AND FIRE /25 Or 6 to 4 (長い夜) [シカゴ]




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1970年、米国ビルボードチャート4位、日本でも大ヒットした、所謂「ブラスロック」の雄の1つ、シカゴの「長い夜」を、アースウインド&ファイヤーが競演してる映像ですね。素晴らしい!。

そもそも当時の米国白人「ブラスロック」と、黒人「ニューファンク」バンドは殆ど似たような編成、似たような事をやっていたわけで、ソレは正に!この映像&音源で表されてますね。

勿論、シカゴがこの曲あたりで、全米全世界で人気になってた70年代初頭の頃、デビューまもないアースは、

全く鳴かず飛ばずだったわけですが(汗)。

根本的に当時のアメリカンバンドは、白人も黒人も「人種と国籍と性別を、音楽で越える」、ラブ&ピースという、お国柄の「志」があったわけで、この時代背景を知らず、やれ自分は黒人ファンクだブルース派だ、自分は白人ハードロック派だ、いい年ぶっこいて、如何にも日本的な「自分の立ち位置」決めて、あれこれ言ってる人は、そもそもロックやファンクの「志」、時代背景が何もわかってないわけで、そういう方はこの映像&音源、よーく!観て、年齢関係なく(笑)心を改めた方がいいです(爆)。

白人バンドのシカゴと黒人バンドのアースが、こうして普通に競演する事は、何もおかしなソレではないですから。このコラボ、素晴らしい映像だと思いまする。




まあ、このへんは話すと長くなる「お国柄」と、先の大戦後の戦後史の違いもあると思いますが、「人種と国籍と性別を、音楽で越える」、ラブ&ピースのスピリッツを知らず、当時のロックもファンクも語れないのは、年配の日本人でもわかる方にはわかる、おそらく管理人と同世代の米国人なら絶対!わかっていただけるソレだと信じております。

とにかくこの映像&音源、カッコイイです!。白人黒人白人と変わるギターソロまわし、管楽器を演奏しならが踊る黒人白人、無茶苦茶!カッコイイ。欲を言えばここに黄色人種が居てほしいですが、若くして亡くなったシカゴの、この曲のオリジナル音源で最高の!ギターソロ(ワウワウも素晴らしい)を弾いてるテリー・キャスも、草葉の陰でさぞ、喜んでる事でしょう。

グランドファンクレイルロードやボンジョビィ等でも、わりとみられる、ステージバックの星条旗の元、演奏する肌の色を越えたアメリカ人が羨ましい。これを日本人が日章旗、旭日旗の元やったら、右翼と揶揄されるからね。実に羨ましい!。


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