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ビリー・コブハム トミー・ボーリン Billy Cobham, Tommy Bolin & Jan Hammer - Stratus - Spectrum.wmv [ディープパープル レインボウ]





何故?ディープ・パープルは看板ギタリスト!リッチー・ブラックモア脱退後、ディープ・パープルとは畑違いと思えるトミー・ボーリンをギタリストに迎えたのか?。

まあ、ハードロック!ディープ・パープル命ファン、リッチーフリークには評判の悪い、ディープ・パープルの1975年発表のラストアルバム(再結成前の)、「カム・テイスト・ザ・バンド」(Come Taste the Band)がわりと好きな方、評価してる方はトミー・ボーリンのそれ以前の活動をよく知ってると思います。

所謂、第三期ディープ・パープルから加入したデイヴィッド・カヴァデールとグレン・ヒューズが、ファンク、ソウル、クロスオーバー好きで、そのへんをリッチー・ブラックモアは受け入れられずに脱退したのは有名ですが、以前からのメンバー、イアン・ペイスとジョン・ロードがビリー・コブハムの、こちら「Stratus」収録のアルバム、1973年発表の「スペクトラム」(Spectrum)を聴き、トミー・ボーリンに打診したという説、デイヴィッド・カヴァデール発案説がありますが、ジョン・マクラフリンのマハヴィシュヌ・オーケストラのメンバーとして活動していたビリー・コブハムの、もろ!クロスオーバーアルバムのこちら「スペクトラム」(Spectrum)を聴いて、畑違いのトミー・ボーリンを何故?リッチーの後釜に起用しようとしたのか?、、、。

1975年という時代背景と、当事の時代の空気を考えないとわからないでしょうね。

「スペクトラム」(Spectrum)にも参加してるヤン・ハマーも参加していた、ジェフ・ベックのインストアルバムがインストアルバムにしては異例の!商業的成功を得、高く評価され、マイルス・デイビスとその一派の活動で、ジャズシーンでも注目されていたクロスオーバーというジャンルの音楽が、世の中で脚光を浴びていた。この数年後、空前のディスコブームに世界は突入する、その前兆であったR&B、ニューソウル、ニューファンクからの流れで、その手の音楽がじわじわ大衆に浸透してきた。

ディープ・パープルのメンバーやジェフ・ベック同様、同じイギリス人の元クリームのあの!カリスマギタリストだったエリック・クラプトンまで、何やらジャマイカのレゲエなんぞやりだして、しかもバカ売れした。70年前後のニューロックファンに好まれていた、ハードロック、ブルースロックが、そろそろ飽きられてきていた。

1975年というのは、こんな時代背景だったので、ファンク、ソウル好きだったデイヴィッド・カヴァデールとグレン・ヒューズに限らず、リッチーを抜かした全メンバーが、第二期、第三期ディープ・パープルのハードロック路線とは、決別しようと思っていたのではないか?と想像できます。

一説ではジェフ・ベックもリッチーの後釜として、候補に名前があがっていたそうですから、「スペクトラム」(Spectrum)のトミー・ボーリンとジェフ・ベックなら、なんとなく共通点も見いだせますし。



まあ、それでもディープ・パープルはディープ・パープルですから、トミー・ボーリンを迎えた唯一のアルバム「カム・テイスト・ザ・バンド」(Come Taste the Band)も、サウンドの変革は誰もが感じますが、基本はハードロックであり、トミー・ボーリンもリッチーの物まねではない存在感を示してると思いますが、ディープ・パープルファンは=リッチー信者が圧倒的に多かったので、新生ディープ・パープルの挑戦は評価はぼろぼろ、商業的にも失敗に終わり、トミー・ボーリンのヘロイン中毒もあり、結局、ディープ・パープルは解散(再結成しますが)。

トミー・ボーリンも死亡してしまい、ファンはリッチーの新バンド、レインボウに流れ、又、次世代の若者達もリッチーのレインボウ、キッス、クィーン、エアロスミス、そしてヴァン・ヘイレンやマイケル・シェンカー等の新しいロックの趨勢に感化。来るべき80年代のヘビメタムーブメントの「需要」を担うようになったと。ハードロックは終っていなかった。世代交代しただけだったと(リッチー以外)。

まあ、そんな時代背景だったと、当サイト運営者、記憶しております。




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