< プレゼンス・オブ・ザ・ロード ブラインドフェイス Blind Faith - In the Presence of the Lord:70's Rockを称えるブログ:So-netブログ

プレゼンス・オブ・ザ・ロード ブラインドフェイス Blind Faith - In the Presence of the Lord [エリッククラプトン クリーム]





1970年前後、スーパーバンド、スーパーグループという言葉がとても流行りましたが、その大元だったのが、こちらブラインド・フェイスだったわけで、メンバーは当時クリームの大ブレイクでカリスマ的存在だったエリック・クラプトン、そしてクリームのジンジャー・ベイカー、スペンサー・デイヴィス・グループ、トラフィックのスティーヴ・ウィンウッド、そしてリック・グレッチと、それぞれ元いたバンドでは「その人あり」と言われていたメンバー達で結成されたブラインド・フェイス。

これをスーパーバンド、スーパーグループと呼んだわけで、こちら1969年6月のロンドンのハイドパークで行われたデビューライブの映像&音源のようですが、いきなり!ニューバンドのデビューライブで、当時史上最高の10万人を集めたってだけで、その人気、期待の高さはわかると思われますが、結局、スタジオ録音アルバムは1枚のみ(全英1位)、僅か半年で空中分解してしまったわけですが、そういうのも又「短くも美しく燃え」みたいなロック的な解釈で美化されていたので、ある年齢以上のコアな洋楽ファン、ロックファンには、こちらブラインド・フェイス、プレゼンス・オブ・ザ・ロード(Presence of the Lord)は、非常に!せつないグループ、楽曲だと思われます。

まあ、1960年代後半、クリームとジミ・ヘンドリックス登場によってロックシーンが大きく様変わりしたのはロック史の歴史の事実であり、やや諸般の事情でスランプに陥っていたジミ・ヘンドリックスが、解散寸前だったザ・ビートルズのジョン・レノンと自分で作ったザ・ローリング・ストーンズを自業自得なれど解雇されたブライアン・ジョーンズと一緒に、ブラインド・フェイスのようなスーパーグループ、スーパーバンドを作ろうとしてたという説もありますし、人気絶頂時に解散してしまったクリームの人気、評価、商業的成功の「ポストクリーム」の最右翼は、そのクリームのメンバーがエリック、ジンジャーと二人も居る勿論!ブラインド・フェイスに他ならなかったわけですが、ブラインド・フェイスもクリーム同様、内部分裂、空中分解してしまい、商業的、人気面で、ジミー・ペイジが作ったニューバンドの伏兵(?)レッド・ツエッペリンに、ソレはもってかれてしまったわけであります。



ブラインド・フェイス空中分解後、ジンジャー・ベイカーはそれでも未だ!次なるスーパーグループ、スーパーバンド、イギリス音楽業界を代表するメンバーを集め、自身のグループを結成しますが、商業的には失敗に終わり、1970年代のロックシーンでは影が薄くなり、エリック・クラプトンも再び!短命に終るデレク&ドミノスの後、ドラッグとセックスに溺れる引き籠もり期に70年代初頭は入ってしまい、ジミ・ヘンドリックスも70年代に入り死亡。

結局、自分達で作ったニューロック大ブームに、クリームの3人、そしてジミ・ヘンドリックスの誰も70年代初頭、乗れなかったわけです。

で!ここで!日本が特殊だったのが、当時、クリームもジミ・ヘンドリックス同様、来日しておりませんし、当時は今と違い情報も乏しい時代でしたので、今もDVD化され記録に残ってるクリームの解散コンサートを、クリームもブラインド・フェイスも解散した70年代になってからNHKで放映。日本のロックキッズ、ギターキッズは初めて!動くクリームの演奏に接し、度肝を抜かされるわけです。

更に!国内外カリスマ的人気のあったエリック・クラプトン。商魂逞しいレコード会社が放っておくわけもなく、解散後発表されたクリームのライブアルバムが2枚、ブラインド・フェイス空中分解後、サザンロック系のミュージッシャン達と作ったソロアルバム、そして例の「愛しのレイラ」のデレク&ドミノスの2枚、ブラインド・フェイスのライブアルバムとスタジオアルバムの2枚、その他、企画モノ含め大キャンペーンやって若者達に売り込んだので、なんとなーく70年代初頭、人気絶頂だったレッド・ツエッペリンや新進気鋭のキング・クリムゾン等々の当時のニューロックシーンのお歴々と、同じような感じでエリック・クラプトンだけは!捉えられていたので(エリックがラリパッパでセックスの日々の情報は入っていても)、抜群に国内外で未だ未だエリック・クラプトン人気は健在だったわけであります。

まあ、ある種のニューロックのゴールドラッシュだった70年代初頭、「ロクに仕事もせず」約3年間も!ラリパッパでセックスの日々だったエリック・クラプトンが人々に忘れられず、その「伝説」が語り継がれたのは、多分にラッキーな面もありますが、「金になる」エリック・クラプトンブランドを音楽業界が放っておかなかったのと、やはりあの!抜群のルックスの良さ!と、センスの良さも手伝った若者のファッションリーダー的役割り、ギター、ブルースの求道者的なカリスマ的風貌に、とどめをさすと思われますね。







nice!(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。