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Paul McCartney & Wings/ハイ・ハイ・ハイHi,Hi,Hi [ポールマッカートニー&ウイングス]





ポール・マッカートニーがザ・ビートルズ解散後、デジタルMTRで高名無名、国内外問わず多くのプレイヤーサイドの方がやられており、今ではどうって事のない話しですが、何かと当時は物議を投げかけた全楽器を一人で演奏する多重録音のソロアルバムを2枚発表後、結成したバンド、ウイングス名義3枚目のシングル盤、「ハイ・ハイ・ハイ」(Hi,Hi,Hi)。

ウイングス名義になってからも、ザ・ビートルズ解散の責を小野洋子さんと共に、心ない批評家やファンにリアルタイムは一身に背負わされていて分の悪かったポール・マッカートニーは、ウイングス結成後も暫くは誹謗中傷の対称になっており、ウイングス名義のソロシングル第一弾、ポール・マッカートニーには珍しいプロテストソング「アイルランドに平和を」(Give Ireland Back to the Irish)は、政治色が強過ぎるせいか?イギリスでは国営BBC放送をはじめ、多くのメディアで放送禁止処分を受け(アイルランドでは勿論!堂々1位)てしまった。

で、第二弾の「メアリーの子羊」(Mary Had a Little Lamb)は一転!童謡のような可愛い曲なのが災いして、ポール・マッカートニーは何を考えてるんだ?と、まあ、日本では「メアリーの子羊」(Mary Had a Little Lamb)それなりに売れましたが、又々、批評家の攻撃の対称になってしまった。

一方、元ザ・ビートルズのジョン・レノンの「イマジン」は絶賛され!ジョージ・ハリスンの「マイ・スィート・ロード」やバングラデッシュのコンサートも絶賛され!リンゴ・スターの「明日への願い」も大ヒット。非常にザ・ビートルズ解散後、暫くするまでポール・マッカートニーは分が悪かったわけであります(商業的にはアルバムもシングルも、それなりの成功は収めてますが、あの!ザ・ビートルズのポールにしてはイマイチの記録)。



で!第三弾がこちら!如何にもポール・マッカートニーらしい軽快で楽しいグルーヴィングなR&Rナンバーですが、歌詞に猥褻な表現があると又々!国営BBC放送から放送禁止処分を受けてしまいましたが、イギリスではウイングス初のトップ5入りを果たすヒット。日本でも何やらポールが助平な歌を歌ってるらしい、スィートバナナは男のポコチンを指してるらしい、後半のテンポアップの部分や声は、セックスの絶頂期を表してるなどと、色々、色気ずいたオバカな童貞少年達に話題になり(笑)、かなりのヒットになり、次の全米1位を獲得し遂にこれにて心ない批評家やファンを黙らせる事になる、この後のポール・マッカートニー&ウイングスの大ブレイクのとっかかりになる第4弾「マイラブ」の起爆剤に、こちら「ハイ・ハイ・ハイ」(Hi,Hi,Hi)のヒットはなったと記憶しております。

まあ、「マイラブ」収録のアルバム、「レッド・ローズ・スピードウェイ」(Red Rose Speedway)から、「バンド・オン・ザ・ラン」 (Band on the Run)、「ヴィーナス・アンド・マース」(Venus And Mars)と、たて続けに秀逸なアルバムを発表し、1960年代のザ・ビートルズに続き1970年代もウイングスでポールは世界を制する事になるわけで、案外、今の(2013年)50代半ば以下から50才前後の人は、ウイングスのポールでザ・ビートルズを知った人、ザ・ビートルズのファンになった人、又、ザ・ビートルズ時代は子供だったからわからない、ウイングスのポールの方が好きって人、多いと思われます。

そんなポール・マッカートニーが放った、こちらザ・ビートルズ解散後、本人もファンもなんとなーくもやもやしてた気分を、一気に吹っ飛ばしてくれた、如何にも!ポールらしいご機嫌なR&Rなナンバーでございます。

ちなみに、日本盤シングルジャケットは、見開き両面にポールの写真を鏡写しに配しているのですが、誤って裏焼き側が表ジャケットになってしまい(印刷会社とレコード会社の校正ミス?)、左利きのポールが右ききで映っています(汗)。




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