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ハートブレイカー Grand Funk Railroad -- Heartbreaker -- 1974 [グランドファンクレイルロード]





1970年代初頭のニューロックの時代、日本で最も!人気のあったハードロックバンドと言っても過言ではないと思います、グランドファンクレイルロードの最期の輝き時代と言える1974~75年の、ファンにはお馴染みのライブ映像&音源。

1972年、キーボードにクレイグ・フロストを入れ、それまでの3人バンドに終止符をうち、1973年、トッド・ラングレンをプロデュースに迎え、「アメリカン・バンド 」(We're an American Band) 、「ロコモーション (The Loco-Motion)が連続全米1位を記録。人気はピークに達するも、3人バンド時代を懐かしむそれ以前のファンには、わりと否定的な評価を受けたグランドファンクでしたが、結局この時期の彼等のポップなハードロックサウンドの方法論は、80年代以降のアメリカンハードロック(例えばボンジョヴィ)のルーツになっているので、侮ってはいけない、ロック史においても重要な時期になってるわけであります。

が、やはり現在(2013年)還暦前後の古のファンの方々は、グランドファンクレイルロードは1971年の「嵐の後楽園」に代表される3人バンド、こちら「ハートブレイカー」( Heartbreaker)の方が懐かしいし絶対!推したい所と思われます。



1969年、ヤードバーズのジミー・ペイジのニューバンド、デビュー間もないイギリスのレッド・ツエッペリンの圧倒的な重厚なサウンドとステージパフォーマンスで、アメリカンバンドをなぎ倒し続けるアメリカツアー中、唯一!そのレッド・ツエッペリンに一矢報いた、こちらも新人の前座起用だったグランドファンクレイルロードのワイルドな演奏、ステージパフォーマンスに熱狂する観客をみた、レッド・ツエッペリンのマネージャーが、途中で彼等の演奏をストップさせたという逸話を持つグランドファンクレードの、こちら「ハートブレイカー」( Heartbreaker)は1969年のデビューアルバム「グランド・ファンク・レイルロード登場 」(On Time) の中の1曲。

日本のグループサウンズのザ・タイガースもレパートリーにしてた、井上陽水氏の「傘がない」のパクリ疑惑も有名な「ハートブレイカー」( Heartbreaker)収録のファーストアルバムから、グランドファンクレイルロードは、トッド・ラングレンを招いた「アメリカンバンド」(We're an American Band)でサウンドが変貌する以前、1969年から1972年迄の僅か3年で、オリジナルアルバムも6枚だしてるわけで、ライブアルバム入れると7枚、、、。

殆ど日本の当時のアイドル歌手ばりの発表スピードであり、契約もあっての事でしょうが、彼等の創作意欲の高さを痛感させられるアルバム数で、特に初期の2枚のアルバムは当サイト運営者は今もよく楽しんで聴いておりますが、3ピース、ドラム、ベース、ギターのロックバンドとしては最小コンポですので、どの楽器も非常によく聴こえますし、レッド・ツエッペリンのジミー・ペイジ下手論同様、グランドファンク下手説が当時は強くありましたが、ドン・ブリュワーのドラミング、メル・サッチャーのベース、そしてマーク・ファーナーのギターを聴いて、下手だと感じる事は当サイト運営者、全くありません(勿論、ジミー・ペイジにも)。

3ピースでこれだけヘビーにR&R、R&Bグルーヴを感じさせるハードロックバンド、そうはないと感じておりますし、とにかく!マーク・ファーナーの歌の上手さ!、当時はレッド・ツエッペリンのロバート・プラント、ロッド・スチュワート、ポール・ロジャースが圧倒的に人気があり、あまりマーク・ファーナーの歌唱は評価されていた記憶がありませんが、世の中に70sバンドのコピバン多しといえど、なかなかグランドファンクレイルロードを上手く聴かせるバンド、出会わないのではないでしょうか?。

下手だと言われていたので、楽勝に出来ると思ってやってみると、案外、ドン・ブリュワーのドラムが叩けなかったり、メル・サッチャー同様、演奏は出来ても、あの雰囲気がなんとなく出せない。ギターは弾けてもマーク・ファーナーを歌えない。素敵なドン・ブリュワーのだみ声、美声のマーク・ファーナーと声が重なった時の魔法、心地良いがどうも出せない。グランドファンクレイルロードをやってみたら、こう感じた事ある人、多いのではないでしょうか?、、、。

ロックバンドは各々、不思議なマジックがある。渋谷陽一氏が主張してらっしゃる、その時、そのメンバーでなければ成し得なかった化学反応の魔法が、どのバンドもあると、当サイト運営者は思っている次第。




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