ストーミーマンデー Allman Brothers / Stormy Monday [オールマンブラザーズ]
当時のロックキッズ、ギターキッズの1家に1枚、なければモグリだった(笑)こちらもアルバムでした。1971年発表されたオールマン・ブラザーズバンドの「フィルモア・イースト・ライヴ」(At Fillmore East)。
日本にサザン・ロックが浸透したのはこちらのアルバムと、エリック・クラプトンのデレク&ドミノスの「愛しのレイラ」と言っても過言ではないかも知れないす。昨今もプレイヤーサイドの方々のセッションで、よく演奏されるストマン、ストーミーマンデー( Stormy Monday)は、オリジナルのT-ボーン・ウォーカーヴァージョンではなく、だいたいこちらオールマンブラザーズバンドヴァージョンをベースにして行われますね。
そのクラプトンとの「愛しのレイラ」セッションと、こちらディッキー・ベッツとのツインギターにより、オールマンブラザーズバンドの名前を世界に知らしめたライブアルバムで、その人ありと言われるようになる1971年、デュアン・オールマンはバイク事故で他界してしまいました。享年24才。
翌年にはベーシストのベリー・オークリーも、同じようにバイク事故で死亡する不運にバンドは見舞われますが、ディッキー・ベッツを中心に新メンバーを入れ活動。この後、商業的にも「Brothers And Sisters」がビルボードアルバム・チャートNo.1を獲得、ディッキー・ベッツの「Ramblin' Man」はバンドの最大のヒット曲となり、「ジェシカ」(Jessica)はサザンロックを代表する名インスト曲となり、ライブ集客も凄くアメリカの国民的な人気バンドになる、バンドのピーク期を迎えます。
が、人気頂点の1976年、デュアン・オールマンは心から敬愛していたようですが、弟のグレッグ・オールマンとは折り合いが悪かったディッキー・ベッツの不仲が原因でバンドはあえなく解散。されど、このへんがアメリカンバンドらしいですね、2年後の1978年にはもう再結成し1982年に又、解散しております。
1989年、バンドは2度目の再結成。今に至っておりますが、ディッキー・ベッツは2000年にバンドを再び離れてるようです。
こちらのアルバムは、アレサ・フランクリン、ウィルソン・ピケットといったR&B、ジャズ、ブルースのアルバムから、クリーム、そしてエリック・クラプトンの「愛しのレイラ」「461オーシャンブールバード」等を手がけた、名匠!トム・ダウトがプロデュースしております。