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ホンキートンクウーマン Rolling Stones - Honky Tonk Woman (Hyde Park '69) [ローリングストーンズ]





ザ・ローリングストーンズは、当時のニューウエイブ!ニューロック、ギターヒーロー(リードギタリスト絶対信奉)時代を、どうやって生き残ったか?、、、。

1970年直前、ミック・ジャガーと並ぶ、いや、少なくも日本では当時、ミックより人気のあった「ザ・ローリングストーンズを作った男」ブライアン・ジョーンズが、薬物使用の問題諸々含め、バンド内で浮いており、ストーンズのメンバーとして活動を共にするのは極めて難しい状況にあり、人気者の「英国白人でブルースギターの弾けた」数少ない人材であったブライアンを欠くのは。当時のストーンズには営業的に、かなりの痛手だった筈。

更にはエリック・クラプトン、ジミ・ヘンドリックス登場以降、時代はスーパーギタリストがもてはやされた時代背景、プログレ、ブルースロック(ハードロック)のニューロックがニューウエイブの時代であり、ザ・ローリングストーンズもザ・ビートルズも、それ以前はバンドと楽曲が人気の、そういう時代を生きてきたバンド(ザ・ビートルズの場合、アイドル的な扱いもあったが)。今のように資料豊富な時代と違い、個々のプレイヤー、ミュージッシャンとしての力量は、今ほどストーンズもビートルズも評価の対称になっていなかったからであります。

特に!1980年前後から、ザ・ビートルズのジョン・レノン同様、その秀逸なリズムワーク、コードワークでバンド、楽曲をグルーヴさせるリズムギタリストとして高く評価され今に至っているキース・リチャーズですら、当時のスーパーギタリストの条件はリズムギタリストではなく、「ブルースロックスタイル」の「チョーキングヴィブラートを駆使し、泣いてるソロを如何に長く弾く」リードギタリストが評価の対称の時代背景だったので、非常に分が悪かった。



ザ・ローリングストーンズは結局、ブライアン・ジョーンズとバンドを継続する事を断念。当時、世界が認めるスーパーギターヒーローであった「エリック・クラプトンのようなリードギターが弾ける」、クラプトンがかつて在籍していたブルースブレイカーズのクラプトンの後釜ギタリスト、ミック・テイラーをブルースブレイカーズのバンマス、ジョン・メイオールに紹介され、テイラーとストーンズはセッション後、即!テイラーの加入は決定。

ここに!エリック・クラプトンのように弾け、クラプトンが在籍していたバンドの後釜ギタリストという、当時のギターヒーローの「血統書つき」のミック・テイラーが加入した事で!ミック・テイラーが1970年代前半、並みいる当時のギターヒーロー達と肩を並べる評価をされるリードギタリストだった事が、ザ・ローリングストーンズが、オールドウエイブに成り下がる事なく、激動の!1970年前後を乗り切り、ミック・テイラー脱退後も今に至る高い評価をされるロックの老舗、名門バンドの道を突き進むわけであります。



勿論!1980年前後から高く評価されだすキースの類希なる作曲センス、リズムギタリストとしてのセンス。キース独特の5弦変則チューニング奏法から放たれるコードワークの妙技が完成するのもこの時期だったので、それも見逃せませんが、やはりブライアンを切りテイラーを入れた、ある種の時代を見余らなかったストーンズの「経営、営業センス」は抜群だったと、今更ながら思わされます。

ミック・テイラー見参!の、こちら「ホンキートンクウーマン」(Honky Tonk Woman )はイギリス、アメリカで1969年シングルチャートの1位を記録。アメリカでは4週連続1位を獲得、ミリオンセラーを記録しており、25万人集まったと伝わるこちらハイドパークでのライブは、ミック・テイラーのお披露目ライブ予定でしたが、その数日前、解雇した「ザ・ローリングストーンズを作った男」、ブライアン・ジョーンズが自宅プールで死亡したので、急遽コンサートはブライアン追悼ライブになった、これはその時の映像&音源でございます。

ちなみにこの時、ザ・ローリングストーンズの前座を務めたのが、センセーショナルなデビューを飾ったキング・クリムゾン。クリムゾンにとって、25万人の大観衆相手の前座は、最高の!レコードデビュー前のプロモーションになったのでありました。




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