ローリングストーンズ ミスユー/Rolling Stones miss you [ローリングストーンズ]
1978年、日本でもディスコブーム吹き荒れる中、発表されたアルバム「女たち」Some Girlsからのシングルカット。大ヒットした曲でございます。
この時期、ザ・ローリング・ストーンズは苦境で、それはこちら「女たち」Some Girls発売前の1977年、カナダ、トロントにてヘロイン所持により、キースとその恋人のアニタ・パレンバーグが逮捕。保釈されるもまた所持していたのが発見され再逮捕。再び保釈金を払うことで保釈はされたものの裁判になり、この後1年以上に渡ってキースはトロントの法廷に出廷し、しかもキースはヘロイン中毒。そんな最中、録音、発売されたアルバム、そしてアルバムA面1曲目の!シングルが、この「ミス・ユー 」 Miss Youだったんですね。
1968年10月、キースのトロントでの裁判で、条件として執行猶予と盲目の人のためのチャリティ・コンサートを行うという形で釈放、決着。この甘い決着には、カナダ首相ピエール・トルドーの夫人、マーガレット・トルドーと、キースはじめとするストーンズメンバー達との「スキャンダル」があったからだと、誠しやかに囁かれおりますが、これが本当だとすると、一国の首相の夫人との「スキャンダル」で、このような情状酌量が起きたとしたら、ロック史!歴史に残る!大事件(笑)、流石は!ザ・ローリングストーンズだと、思わずには管理人はいられませぬ、、、。
というわけで、当時の日本の空前のディスコブームでも、人気の高かった、こちら「ミス・ユー 」 Miss Youは、実は日本では当時、やや商業的にも人気面も低迷気味だったストーンズが、ストーンズここにあり!を示した、この勢いが1981年の「スタート・ミー・アップ」Start Me Upの大ブレイクまで繋がった、貴重な1曲だったと、管理人は思っております。
ちなみに「スタート・ミー・アップ」Start Me Upは、こちら「女たち」Some Girlsレコーディングセッションの頃から制作がはじまっていたと、伝わっております。