Van Halen - Runnin' With The Devil/悪魔のハイウェイ ヴァンへイレン [ヴァンへイレン]
この曲が終わった瞬間、間髪入れず「暗闇の爆撃 」 "Eruption" のイントロが脳味噌の中で鳴る方は、相当!1978年12月、ヴァンへイレンの衝撃の!デビューアルバム「炎の導火線」Van Halenを聴いた方だと思います(笑)。ヴァンへイレン登場!「炎の導火線」Van Halen A面1曲目。「悪魔のハイウェイ」Runnin' With The Devil。
ドゥービー・ブラザーズファンにはお馴染み、音楽プロデューサー、テッド・テンプルマンによるサウンド。何がこのアルバム最初レコードをかけた瞬間、管理人は驚いたかと言えばライトハンド奏法、、、ではなく(笑)、エディのハーモニックスやブラッシング(空ピックの音)含むリズムギターの音の良さ、流石アメリカンバンドらしい総ハーモニーの美しさで、ボストンの1枚目の時もそうでしたが、「時代の変革」を蒼き若僧でも、なんとなーく感じたものでした。
日本のギター雑誌でニューギターヒーロー登場!と大々的にキャンペーンをやって、ライトハンド奏法(タッピング)はじめ解説もやっていたので、ギターキッズやロックキッズにはとても当時注目のエディでしたが(圧倒的多数だった、ふぉーくからニューミュージックへの子達には実はそれほどでもなかった)、全米でもアルバムは19位、キンクスのカバー先行シングル「ユー・リアリー・ガット・ミー」は36位、セカンド・シングルこちら「悪魔のハイウェイ」は84位と、数字だけみると爆発的に驚異的にリアルタイム売れに売れたというソレでもなく、その後もロングセラーとして売れまくったアルバム、ランクだけみれば、この後の共に最高位全米6位の、セカンドアルバム「伝説の爆撃機」Van Halen II、サードアルバム「暗黒の掟」Women And Childre、全米5位のサードアルバム「戒厳令」Fair Warning、全米3位の5枚目「ダイヴァー・ダウン」Diver Down、全米2位の6枚目「1984」、そして遂に!共に連続1位を記録した7枚目「5150」、8枚目「OU812」の比ではないのですが、それもこの1枚目あってのステップアップ。
よって、デビューアルバムもシングルも歌謡芸能的に「誰もが知ってる」ほどリアルタイム爆発的に売れたわけではないですし、空前のディスコブームを巻き起こす映画「サタディナイトフィーバー」が日本で上映されるのがこの年の夏で、ヴァンへイレン登場の年末頃は、正に!その渦中だった事もあり、当時若者だった層(2011年現在50代前半)より、もう少し下の80年代のLAメタル、ジャパメタブーム、全米2位「1984」、1位の「5150」「OU812」のアルバムが思春期ど真ん中だった方々(現在40代)の方が、ヴァンへイレンもエディも支持者は圧倒的に多いでしょう。
オランダ生まれのヴァン・へイレン兄弟(エドワードとアレックス)。アメリカのロサンゼルス近郊のパサデナへ一家で移住。エドワード・ヴァンへイレンの顔をみて、何となく日本人は親近感を感じるのは、パパはオランダ人ですがママがアジアのインドネシア系だからですね。先の大戦で日本がインドネシアのオランダ軍を攻撃するまで、オランダに長年、植民地支配されてたインドネシア。
ヴァンへイレン家も、ルーツを探ると色々深そうでございます。
Moondog R&R Records Shop
2011-09-24 21:28
nice!(1)