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グラムロックブームの1970年代初頭、日本で大ヒットしたメタル・グルー/T・レックス Metal Guru/T. Rex [Tレックス]



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今や映画の影響で、Tレックスと言えば「20センチュリーボーイ」が代名詞のようになっておりますが、リアルタイム日本で最も!売れたグラムロックの雄、Tレックスナンバーは、この「メタル・グルー」Metal Guruだったと、管理人は記憶しております。

アコースティック・ギターとヴォーカルのマーク・ボラン、パーカッションのスティーヴ・トゥックの二人組で、ティラノザウルス・レックス(Tyrannosaurus Rex)と名乗っていた彼等が、 1971年にベースのスティーヴ・カーリーとドラムのビル・レジェンドが加わり(元キング・クリムゾンのイアン・マクドナルドや、後にイエスに加入するリック・ウェイクマン等レコーディングに参加)、4人組のバンドになって初めてのアルバム『電気の武者』Electric Warriorが、全英アルバムチャート1位獲得(8週1位独占)。シングルカットされた「ゲット・イット・オン」Get it onは、全米トップ10(10位)入りした曲で、72年発売のアルバム「スライダー」Slider は、全米チャート4位まであがる大ヒット。


スライダー(紙ジャケット仕様)

メタル・グルーは、アルバム「スライダー」の冒頭、A面1曲目を飾った、そして日本でもシングル盤が売れに売れた、日本でのTレックス人気を決定的にした楽曲で、このロックファンにはお馴染みのジャケット、撮影したのは元ザ・ビートルズのリンゴ・スターなのは、ファンの間で有名ですね。

1973年、人気絶頂期に、日本で録音された「20センチュリー・ボーイ」20th Century Boy は、日本での大ヒットのみならず、全英シングルチャートで3位を獲得(アメリカではヒットしなかったよう)したのですが、74年頃から急激にTレックス、マーク・ボラン人気は下降線に入り、グラムロックブームも、今にして思うと非常に短いソレだったんだなと感じております。





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