Carmen Maki & Blues Creation - Understand [カルメンマキ&ブルースクリエイション]
ジョー山中氏とフラワートラベリンバンドに続いて、日本人第二弾は、こちらも礼儀としても!フラワートラベリンバンドと共に、当時、世界水準にあったと言われるブルースクリエイションと、カルメン・マキさんとの1971年のアルバム「カルメンマキ/ブルース・クリエイション」からの音源、Understandにいたしました。
「時には母のない子のように」の大ヒットで、アイドルフォーク歌手っぽい売られ方をしていたカルメン・マキさんが、本格的ロック活動をはじめた第一歩、「カルメン・マキ&OZ」以前の音源であり、一方、ブルース・クリエイションは、かの「クリエイション」の前身、名ギタリスト竹田和夫氏率いる、日本のハードロックバンドの草分けであり、この時!カルメン・マキさん二十歳。竹田和夫氏19才。
時代の変革を感じさせてくれる曲、音源でありますが!、実際は時代は変革せず(汗)、大衆はロックサウンドより和製ふぉーくを選択し、70年代は歴史的な空前の和製ふぉーくブーム、アイドル歌手ブームが吹き荒れ、この後の、カルメン・マキ&OZもクリエイションも高い評価とは裏腹に、80年代以降のバンドのような商業的な大成功には至らず苦戦をしいられるわけで、2011年現在、当時リアルタイム若者だった筈の初老中高年でも、カルメン・マキ&OZ、クリエイションは勿論、このカルメン・マキ/ブルースクリエイションを知る人は、コアなロックフリークに限られておりますが、今も「名盤」として再発も続いておりますし、この先、10年、20年と、後世の真摯な音楽ファンには注目され続ける、その時々の時代の評価は色々あるでしょうが、必ずその評価の対象にあがる1枚、音源ではないか?と信じております。
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