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ドゥイットアゲイン Steely Dan - Do it Again [スティーリーダン]





ニューヨーカーのドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーを中心に結成された、生粋のアメリカンバンド、スティーリー・ダンは、1972年のデビューアルバム「キャント・バイ・ア・スリル」Can't Buy A Thrillからシングルカットされたこの「ドゥ・イット・アゲイン」が、いきなり全米6位の大ヒット。スティーリー・ダンは音楽シーンで名を馳せるわけです。

バンド名はウィリアム・S・バロウズの小説「裸のランチ」に登場する男性器の張型「Steely Dan III from Yokohama」に由来。本アルバムジャケットは、通りで客を待つ売春婦の写真をコラージュしたもの。
Can't Buy a Thrill


元々、バンド結成より、キャロル・キング&ジェリー・ゴフィンやバリー・マン&シンシア・ウェイルのように作曲チームとして成功することを夢見ていたドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーは、後に二人以外は、スタジオミュージシャンという「エイジャ」、「ガウチョ」といった名盤を連発しますが、まだ結成当時のスティーリー・ダンは、普通のバンドだったわけです。バンド結成に魅力を感じていなかったら二人がバンドを結成した理由は、自分達の作った作品をとりあげてくれるシンガー、バンドがいなかったからだそうで、このお二人、非常にクールな方々とお見受けいたします。

ニューヨーカーのドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーが、ロサンゼルスに渡ったのも、ありがちなロサンゼルスに憧れを持って、バンドで一山当てたいというようなソレではなく、ニューヨークの音楽出版社に売り込むも、なかなか良い反応がなく、ゲイリー・カッツという人の紹介でやっとロサンゼルスのABCレコードに職を得たから移った、単に「仕事」で渡っただけというのも、このお二人らしいお話し。

されども思うように「仕事」にならないから、自分達の曲を披露する為にバンドを組んでいるので、後にドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーの二人以外は、スタジオミュージシャンというスタイルになるのは、そもそも最初からバンド結成に意欲を持っていたわけではないので、自然の成り行きだったわけですね。

という具合にそもそもバンドに固執、熱い情熱を持っていたわけではない二人ですので、バンドの結束とか何の興味もない、自分達の作品をどうすればより良くなるか?に情熱を燃やしていたので、スタジオミュージシャンを雇い入れたり、ライブツアーを嫌がったりで、オリジナルメンバーのデヴィッド・パーマー(Vo)、ジェフ・バクスター(G)、デニー・ダイアス(G)、ジム・ホッダー(Dr)は次々脱退。後に加入するマイケル・マクドナルドと共に、ジェフ・バクスターはドゥービーブラザースに移籍、スティーリー・ダン時代以上の大活躍をするのは、当時のロック好きの方なら、誰もが御存知ですね。

まだバンドだった頃の、初期スティーリー・ダンの貴重な音源という事で、アップいたしました。


バンドスコア スティーリー・ダン ベストセレクション (バンド・スコア)


彩(エイジャ)


ベリー・ベスト・オブ・スティーリー・ダン

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